MiraPlay AiOとは?
MiraPlay AiOは、MiraBot をはじめとする OSR 系マルチアクスロボット向けに開発した
オールインワン型の専用コントロールプラットフォームです。
単なる「リモコンアプリ」ではなく、
スマートフォンをロボット全体の“頭脳”に変えることをコンセプトにしています。
スマホ1台でロボット本体と連携し、ひとつの「インテリジェントなデバイス」として動作させることができます。
本来、マルチアクス制御・VR動画との同期・リアルタイム操作などの高度な機能を使うには、
高性能なPCや専用のVRヘッドセットが必須でしたが、MiraPlay AiOではそれらが不要です。
MiraPlay AiOがあれば、
- 2D/3D/VR動画との完全同期再生
- ジャイロを使ったジェスチャー操作
- インターネット経由のリモートプレイ
- 多軸動作の強化(6軸制御)
- モバイル特化の各種便利機能
といった要素を、すべてスマートフォン上だけで完結させることができます。
高精度な多軸制御と没入感の高いインタラクションを、ポータブルかつ手軽な形で体験できる新しいOSR環境です。
対応デバイス
MiraPlay AiO は、以下のデバイスに対応しています。
- MiraBotシリーズ
(MiraBot Lite / S6 / S2+)
電源を入れると自動的に検出され、すぐに接続できます。 - 一般的な OSR デバイス(サードパーティ/自作機)
標準的な ESP32 コントローラを搭載した OSR2+/SR6 に対応。
当社提供の MiraBot ファームウェアを書き込むことで、MiraPlay AiO からシームレスに利用できます。
ダウンロードとインストール
- iOS版
App Store で「MiraPlay AiO」と検索 - Android版
Google Play で「MiraPlay AiO」と検索
※お住まいの地域によってはストアに表示されない場合があります。
その際は、iOSではApple IDの国/地域を一時的に(例:USAなど)変更してダウンロード、
Androidでは配布しているAPKファイルを直接インストールしてご利用いただけます。
主な機能
1. アカウント登録・ログイン
- メールアドレス
- Googleアカウント
- Apple ID(iOS)
のいずれかで新規登録/ログインが可能です。
通信はすべて暗号化されており、App Store・Google Playの審査も通過しています。
一般的なアプリと同等のセキュリティ基準を満たしており、データおよびデバイスの安全性に配慮した設計です。
2. デバイス接続
ログイン後、最初の画面として「Device List(デバイス一覧)」が表示されます。
- 初めて接続する場合は「デバイス新規追加」をタップ
- 近くの MiraBot/OSR(MiraBotファームウェア搭載機)が Bluetooth で自動検出されます
- 接続したいデバイスを選択すると、一覧に登録されます
一度登録したデバイスは、一覧からタップするだけで接続でき、そのままホーム画面に進みます。

3. ホーム画面(モード選択)
ホーム画面から、以下の機能にアクセスできます。
- Video Sync(動画連動)
- Gesture Sync(ジェスチャー連動)
- Online Play(オンラインプレイ)
- Remote Play(リモートプレイ)

🎦 動画連動
動画と Funscript ファイルを同期再生できる、内蔵のインタラクティブ動画プレーヤーです。
- 2D動画
- 3D(SBS)動画
- VR動画
- 2D → 3D自動変換
に対応し、Stroke/Roll/Pitch/Surge/Sway/Twist の最大6軸の動きを再現します。
ファイルの追加方法

動画を MiraPlay AiO に取り込む方法は2通りあります。
1. FTP転送
- 同一LAN上のPCから、アプリに表示されるIPアドレスへアクセス
- ブラウザまたはFTPクライアント経由で、動画とFunscriptファイルをアップロード
- アップロード完了後、アプリ内のライブラリに自動的に反映されます
2. ローカルインポート
- スマホ本体のギャラリーやファイルフォルダから、直接動画をインポート
- Funscriptファイルは、動画詳細画面の⚙アイコン(設定)から紐づけ
- 再生タイミングのズレは、0.01秒単位で微調整できます
プレイリスト管理
- 動画を任意のフォルダでプレイリスト化
- 「編集」タブから、プレイリストの名称変更・削除が可能
- プレイリストを削除しても、元の動画ファイル自体は削除されません
👋 ジェスチャー連動(ジャイロ+タッチ操作)
ジェスチャー連動 は、スマートフォンをリアルタイムモーションコントローラとして使える機能です。
端末を傾けたり回したり、画面をスワイプするだけで MiraBot/OSR を直接操作できます。
操作の深さや好みに応じて、以下の3つのモードを用意しています。

✅ Auto Mode(片手で直感操作)
カジュアルに楽しめる、片手操作向けの自動モードです。
- Pitch / Roll:スマホを前後・左右に傾けて操作
- Twist:スマホをひねって回転を操作
- Stroke:以下の2つから選択
- Auto … 端末の揺れ(ジャイロ速度)に応じて、自動でストローク速度を調整
- Fixed Speed … スライダーで一定速度に固定
深く考えず、**「なんとなく動かしているだけでいい感じに連動してくれる」**モードです。
📌長所
- 片手で気軽に操作可能
- 直感的でゲーム感覚に楽しめる
📌短所
- ストロークの「軌道」そのものはリアルタイムで細かく描けず、速度のみ変化
✅ 4x Mode(4軸フルリアルタイム制御)
4x Modeでは、スマホが精密コントローラになります。
Pitch/Roll/Twist は Auto Mode と同じくジャイロで操作しつつ、Stroke をタッチ操作で完全手動制御できます。
- Pitch / Roll / Twist:ジャイロ操作(Auto Modeと同様)
- Stroke:画面の操作ゾーンを上下にスワイプしてリアルタイム制御
スワイプした軌道がそのままストロークの動きになるため、
完全手動で4軸を同時にコントロールすることができます。
📌長所
- 4軸すべてをリアルタイム制御
- Auto Mode より高い精度で細かな表現が可能
📌短所
- 片手だけでの操作はやや難しく、多少の慣れが必要
✅ 6x Mode(6軸フルコントロール|MiraBot S6 / SR6向け)
6x Modeでは、4x Modeに「Surge」「Sway」の2軸が追加され、
6軸すべてを同時にコントロールすることができます。
- Stroke + Pitch + Roll + Twist:4x Mode と同じ操作
- Surge / Sway:第二のタッチゾーンをスワイプして操作
スマホを横向き(ランドスケープ)に持ち、
両手でゲームパッドのように操作するイメージです。
📌長所
- もっともパワフルなモード
- 6軸すべてを高精度に制御可能
- 両手操作前提なので、慣れると安定して扱いやすい
📌短所
- 実際の「プレイ」と同時に操作するにはやや工夫が必要
追加機能(ジェスチャー連動 内)

🖼 Gallery(背景ギャラリー)
- 背景画像をアプリ内からダウンロードして設定可能
- 複数選択しておけば、スワイプでキャラクター背景を切り替え可能
- 定期的にラインナップを更新予定
⚙ Settings(設定)
🔸 Multi-Axis Assist
Stroke をあえて無効化し、Pitch/Roll/Surge/Sway/Twist のみをジェスチャー制御できるモードです。
使い方の一例:
- PC側で SLR / FapTap などのシングル軸 Funscriptを再生
- その上に、スマホから Pitch・Roll・Twist などを「足し込む」イメージで多軸化
これにより、既存のシングル軸スクリプトでも、立体的な動きとバリエーションを大幅に増やすことができます。
🔸 UDP Connection(UDP接続)
リアルタイムのモーションデータを、任意の IPアドレスとポートへ送信できます。
活用例:Virt-a-Mate との連携
- 同じLAN上のPCで Virt-a-Mate を起動
BusDriverプラグインを有効化- MiraPlay AiO の UDP 設定に、PCのIP(例:192.168.1.60)とポート番号を入力
- BusDriver側で、頭・腰など各部位を割り当て
これだけで、スマホが簡易モーキャプデバイスになり、
VaMキャラクターと MiraBot/OSRがジェスチャーに合わせて同時に動く環境を構築できます。
🔸 Range Setting(Stroke可動域設定)
Stroke軸の有効可動範囲をカスタマイズできます。
- 上限/下限を好みに合わせて調整
- 自分の環境やホールに合わせたストローク深度を作り込み可能
⭐ 近日追加予定:モーション録画&再生機能
4x/6x Modeは、高精度なリアルタイム多軸制御が行えるため、
今後追加予定のモーション録画機能の中核となる予定です(実装目安:12月末ごろ)。
- Gesture Sync 中の自分の操作をそのまま多軸モーションとして録画
- 後から再生し、マイオリジナルのマルチアクスFunscriptとして活用可能
「スマホで操作して、そのまま記録するだけ」で、立体的なマルチアクスアニメーションを誰でも簡単に作れる世界を目指しています。
🔗 オンラインプレイ(内蔵ブラウザ連動)
アプリ内蔵ブラウザを通じて、閲覧中のコンテンツにリアルタイムで反応させるモードです。
OSRはページ上の動きに合わせて自動的に動作します。
- 10種類のモーションプリセットを内蔵
- 各プリセットはパラメータをカスタマイズ可能
📶 リモートプレイ
インターネット経由での P2P リモート操作機能です。
- デバイスA側から、離れた場所のデバイスBに接続して操作
- 互いに OSR を持っている場合、双方のデバイスを同時に操作することも可能
※この機能のUIは現在大幅な改良作業中で、今後のアップデートで順次改善予定です。
最新情報はリリースノートでお知らせします。
新しいOSR体験へ
MiraPlay AiO は、「PC前に固定されたOSR」という従来のスタイルから一歩進み、
スマートフォンだけで完結する次世代のOSR環境を実現するためのアプリです。
スマホ1台あれば、
マルチアクスデバイスはもっと自由に、もっと賢く、もっと身近な存在になります。
時間や場所に縛られず、自分のペースでハイエンドな体験を楽しめる——
それが、MiraBot と MiraPlay AiO が目指す未来のかたちです。










